ゲイ擁護団体GLAADメディア賞、ドラマ部門に「ブラザーズ&シスターズ」

家族の温もりを描いた大人のドラマPhoto:Everett Collection/アフロ 同性愛者擁護団体GLAAD(Gay & Lesbian Alliance Against Defamation: 中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が主催する第21回GLAADメディア賞の一部部門の受賞者が、3月13日にニューヨークで行われた授賞式で発表された。TV部門の最優秀ドラマシリーズ賞に、米ABCのファミリードラマ「ブラザーズ&シスターズ」が選ばれた。GLAADメディア賞は、映画、TV、音楽、演劇、ジャーナリズムなどの各分野における「LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)コミュニティに関する優れたイメージ」に対して授与されるもの。最優秀ドラマシリーズ賞を受賞した「ブラザーズ&シスターズ」は、キャリスタ・フロックハート、サリー・フィールド主演でロサンゼルスに暮らすウォーカー家の兄弟姉妹を描いた作品で、ゲイの次男坊ケビンとパートナーのスコッティの物語が重要な要素となっている。ほかには、同性愛者であることを公言している「セックス・アンド・ザ・シティ」のミランダ役で知られる女優シンシア・ニクソンが、同性愛者の平等な権利のために貢献した著名人に贈られる「ビト・ルッソ」賞を受賞した。なお、GLAADメディア賞の長編映画(拡大公開)部門の結果は、4月17日にロサンゼルスで行われる授賞式で発表される見込み。同部門には、第82回アカデミー賞2冠に輝いた「プレシャス」、主人公のゲイ男性を演じたコリン・ファースが英アカデミー主演男優賞を受賞したトム・フォード初監督作「シングル・マン」、ポール・ラッド主演「40男のバージンロード」、アン・リー監督最新作「Taking Woodstock」、ロバート・デ・ニーロ主演「エブリバディーズ・ファイン(原題)」の5作品がノミネートされている。

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